実を言うと、東大生に聞いた小学生時代の習い事ランキングの2位は、楽器系だった。
1位水泳と2位楽器に共通するのは、正しい姿勢。一般に姿勢のよさは頭脳への血流をよくすると言われている。こうなると、我が子の習い事を水泳や音楽系にすれば、ぴしっと姿勢もよくなり、おまけに東大合格への道も開けるかも、と期待したくもなるが、東大生は小学生時代に学習塾の「公文」に通っている率も高いとの報告もある。また、複数の習い事(勉強系含む)をしたほうが頭のいい子が育つという専門家もいる。
結局のところ、言えるのは東大への切り札的習い事はわからないということ。よって、あれもこれもやらせようと親が欲張ってもしかたがないということ。子供本人が楽しめて達成感や自己肯定感を味わえるような習い事をするのが一番ということなのだろう。
*発売中の『プレジデントムック 塾 習い事選び大百科2017完全保存版』には、東大生の子供時代の習い事ランキングのほか、脳科学者による「頭がよくなる習い事」解説や、「習い事学童」の使い方、初心者ママ向けの習い事選びマニュアルも掲載。習い事以外にも、我が子に合った進学塾選びの方法や、最近増えているプログラミング教室の情報、さらには最新の通信教育事情など、ネットで検索しても出てこない情報が満載だ。
(大塚常好=文)(PRESIDENT Online)