つまり、東大生は小学生時代にスイミングを習っていた人が、通常の2倍もいることになる。まさか水泳をすることが東大への近道ではなかろうが、「頭がよくなるスポーツ」と言えるのかどうか。
東大生「水泳で負けた相手を負かす負けん気を身につけた」
まずは、調査時の東大生のコメントを見てみよう。
「幼稚園の頃に始めました。決して速くはなかったのですが、週4ペースで練習していました。プールの塩素のせいで茶髪になってしまいました」(文I・男性Aさん・富山県立富山中部高校出身)
「小学生時代、水泳を頑張っていて、市の水泳記録回では5位入賞を果たしました。通っていたスイミングスクールの大会で大会記録を出せたときもうれしかった」(文III・男性Bさん・鹿児島県立鶴丸高校出身)
「水泳は苦手だったけれど好きでした。練習した結果、県大会で7番に入れた」(理I・男性Cさん・群馬県立中央中等教育学校出身)
「小学校の同じクラスの子に教えるために、水泳を頑張っていました」(教養学部・女性Dさん・東京/桐朋女子高校出身)
彼らのコメントからは、必ずしも上手ではなかったけれど、泳ぐのが好きで懸命に打ち込んでいた様子がうかがえる。さらに、水泳を習い事にしたことで身に付いたことは何か聞くと、こんな答えが返ってきた。