親の収入関係なく成績優秀に!? 東大生の“小学生時代の習い事”ダントツ1位は楽器ではなく… (4/5ページ)

 <子どもの神経系の発達は3歳がピークとなります。この時期に水の浮力を使って自由に体を動かして遊ぶことは、脳の空間認知能を鍛えることにつながります。したがってスイミングには空間認知能を鍛え、スポーツ万能の子どもが育つだけではなく、算数の図形問題が得意になるなど、頭の発達にも非常に良い効果があると言われています>(イトマンスイミングスクールHPより)

 水中の3次元的な動きが、算数の図形問題に対処する能力を鍛えている、ということなのか。

 また、オーストラリアのグリフィス大学の教授が5歳以下の子供約7000人を対象に3年間かけて取ったデータによれば、スイミングに通う子は同年代の子に比べ、親の収入などに関係なく成績がよかったという。さらに、数学関連の問題でも高いスコアをマークするだけなく、自己表現力に優れ、読み書きや計算力でも高い能力を示したという。

 高校・大学(東大)で水泳部に所属していたある脳外科医は、スイミング時の水の感触や浮力などが、脳内に神経伝達物質のドーパミン、βエンドルフィン、セロトニンなどの分泌を促すことで癒し効果をもたらす、と水泳の専門誌に発表している。

1位水泳と2位楽器に共通点