SBI証券は、2017年1月からiDeCo(個人型確定拠出年金)の加入対象者が主婦等にも拡大することを受けて、20代から40代の専業主婦各150名計450名を対象に、「老後のお金に関する調査」を実施した。
■“老後不安主婦”急増中!?老後に「不安を感じる」人は全体の約9割!(89.1%)
主婦のうち老後に「不安を感じる人」は約6割、「やや不安に感じる人」は約3割に上った。また、残る1割の主婦の「不安がない」理由をきくと、「十分な貯蓄がある」のは約2.5割にとどまり、4割以上の人が、漠然としていて自分の老後をイメージできない、と答えている。つまり、不安を感じていない人でも、老後の準備ができている人はごく少数であり、ほとんどの主婦が老後への備えが万全とは思っていないことが推察できる。
■一番安心できるのは貯蓄!?主婦の老後対策、1位は「資金の貯蓄」。ただし、ほぼ100%の主婦が預金の金利が低くて不満と回答
老後に不安を抱える主婦がとっている対策は、約5割が資金の貯蓄を挙げ最も多い結果になった。ただし、老後対策として貯蓄を選択する主婦が多い中、金利に満足している人はほとんどおらず、普通預金、定期預金を利用している人のうち、金利が低く「大変不満」が約6割、「不満」が約4割を占めた。
2位は「生活費の節約」となり、できるだけ無駄にお金を使わないようにしていることがわかる。さらに3位に「現在特に準備はしていない」がランクイン。約3.5割の主婦が老後を不安に思いつつも、対策ができていない状況のようだ。1位、2位をみても日頃の家計のやりくりから対策をしている主婦が多く、“とりあえず”貯蓄や節約をしている状況であることが窺われる。また、預金・投資・資産運用をしている人で「株式投資」「投資信託」を利用しているのはそれぞれ1割に満たなかった。