家計をよりよい方向へ持っていくには、夫妻の視点を変えてもらうしかない。具体的には「家計三分法」を紹介した。お金を何のために使ったかを意識してもらうのが目的だ。分類は「消費」「浪費」「投資」の3つ。それぞれの意味合いと、目安としたい配分は図を参考にしていただきたい。
お金を使ったら、レシートをそれぞれの箱に入れていく。そして月に1回、月末などに家族会議を開き、分類の仕方は適切か、見直した結果の配分率はどうか、などを確認。子供の教育費とて、例外なくこの審判を受ける。だからこそ、会議には子供も参加する。
その結果、まず子供の習い事はジュニア英会話、レゴ教室、ピアノ教室、体操教室とあったが、ピアノと体操はやめて、英会話はタブレット端末を使う通信式のものに変更した。さまざまな教室に通う時間や労力が減り、子供も親も喜んでいるという。