【東京都江東区在住】
「去年お気に入りのブランド折りたたみ傘をなくしました。会社の傘立てに置いて帰ったら、翌朝消えていたんです。“傘は天下の回りもの”だと考えている輩がいるとしたら残念です」(37歳・女性・IT企業)
この女性はその後2本折りたたみの傘を買い足した。ちなみに普段から軽い折りたたみ傘をカバンに入れているためビニ傘は買わないそうだ。なお、彼女の実家は愛媛県。
「田舎は基本的に車移動なので、傘を使わずに済みます。実家は一人1本も持ってないですよ。当然ビニ傘も買いません。そもそもコンビニ自体あまりないからビニ傘を買う機会もない。それに比べ東京ではどこででもビニ傘が売られていて、電車に乗れば座って傘を手すりにかけ、立ち寄る店も多い。これじゃ買ってはなくすのも当然です」
ビニ傘購入率トップ5の中でも、地方ほど傘の拾得物(落とし物)が少ないのはこうした理由も大きいのかもしれない。また前ページで触れた、長野県民のビニ傘購入率が東京都民の2分の1である理由は、やはりこの「移動は基本的に車」ということや、太平洋岸や西日本に比べ比較的雨の少ない天候エリアであること、さらにマジメで几帳面な性格(置き忘れをしないしっかり者)の県民性だからかもしれない。
※出典
・ウェザーニュース「傘調査2015」
2015年6月、全国の男女に調査。有効回答数56,894人。
https://jp.weathernews.com/news/5699/
・マーシュ「ビニール傘に関する調査」
2015年、一年以内にビニール傘を買った全国の男女500人に調査
http://www.lisalisa50.com/research20150619_19.html
(フリーライター 桜田容子=文)(PRESIDENT Online)