広さ約6畳、天井高は2~3メートル、壁や床などの木の厚みは5センチ。窓もちゃんとあってエアコンだって取り付け可能な木製の小屋。作っているのは山に囲まれた高知県土佐町の犬小屋製作工房K。え~! これが犬小屋だなんて贅沢過ぎませんか? そうなんです。実は「人だって使える犬小屋」なのです。
同工房が本格的な木の犬小屋キットのネット販売を始めたのは10年前。狙いは地元の嶺北杉の消費を増やすことでした。置くスペースに合わせたり、防音壁やトイレをつけたり、というオーダーメイド。平均単価は12万~13万円ですが、年間500棟の注文が入る人気ぶりです。
犬だけではなく、猫、鳥、カメなど“住人”はさまざま。その中には大型犬を数頭飼うペット専用ハウスもありました。あまりの大きさに「人も使えるんじゃない?」との声があがり目線を変えて登場したのが、「人用の犬小屋」(?)でした。
子供の勉強部屋などのキッドスペース、物置、事務所などに利用してもらえればと川村幸雄代表は話します。販売価格は70万円から。産地直送、木の香りもやわらかく、仲間たちで組み立てる満足感も味わえる、と好評だそうです。
それにしても、この発想の転換、お見事としかいえません!
<プロフィル>
おざき・みき
元高知放送アナ。子育てをしながらフリーで活動中。産業カウンセラーの資格を持ち、心に伝わる仕事を目指す!
◇
局アナnetはテレビ局やラジオ局に「局アナ」経験を持つアナウンサーのみが登録できる日本初の会員組織。転職支援やキャリアアップのコンサルティングサービスを行っています。関連サイト(http://lt-j.com/)では、関連動画がごらんになれます。
★通販サイト向けサービス「局アナnetリポート動画」(http://www.kyokuana.net/)をスタートしました。