1本900円からと値段は高めだが、この店舗と百貨店の店頭販売で1日約200~300本を売り上げる。顧客は美容やダイエットを気にする30、40代の女性が中心で、約8割がリピーターという。男性客も目立ち、訪れた70代の男性は「自然な甘みで健康に良さそう。毎日飲んでいる」と話す。
生野菜の栄養手軽に
コールドプレスジュースはスロージューサーを使い、スクリューを低速で回転させて食材をすりつぶす。繊維質を取り除いており、なめらかなのどごしが特徴だ。刃のついたミキサーで攪(かく)拌(はん)するジュースに比べ、摩擦熱で失われがちな酵素や栄養素も多く残り、栄養価が高いとされる。
「ジュースなら、生の野菜や果物に含まれる酵素を手軽に摂取できる」。昨年11月、大阪・北浜にオープンしたコールドプレスジュース専門店「パラシューツ」の担当者は説明する。