2.「この仕事に向いてないよ」
「適性」を判断することは、実に難しいこと。だが、上司がそこまで言い切るなら、部下として多少は考えてみる必要があるのかもしれない。ただし、致命的なミスをしていない限り、それを真剣に受け止める必要はない。上司のするべきことは、「この仕事に向いていない」と部下を批評することではないからだ。一応、「管理職手当」をもらっている以上、部下を育成するのが上司の仕事でもある。お金だけをもらうのは、会社への背信行為と取られても仕方ない。部下に「適性がない」などと言い放ち、凹ませるのが仕事ではない。ちなみに、そういうことを言う上司は、自分が本来すべきことを理解してない可能性が高い。部下としても、そんな人間の言葉に思い悩む必要はない。
3.「まじめに仕事をしているのか?」
ほとんどの人は、その人なりに真剣に与えられた仕事に取り組んでいるはずだが、上司からしてみると、不十分かもしれない。では、上司は自らの仕事に真剣に取り組んでいるのかというと、そうではない場合もある。少なくとも、さらに上にいる役員や社長からすると、物足りないと感じているかもしれない。つまり、多くの人は自分のことを棚上げし、他人を見るものなのだ。