「日本のまんなか、へそのまち」を掲げる群馬県渋川市に日本シャンソン館があります。敷地に入ると画家モネをイメージした庭園、パリのカフェを模したレストランなどが目に入り、早くもフランス気分です。
館内には淡谷のり子、エディット・ピアフ、越路吹雪、イヴ・モンタンらの衣装や愛用品、レコードが展示。レアな自主制作CDも並ぶ敷地内のショップ、北海道からファンが訪れるという週末のライブなどシャンソンの魅力が溢れています。
同館は、1950年代後半から日本で起きたシャンソンブームの立役者でNHK紅白歌合戦に10回連続出場した故芦野宏さんが私財を投じて設立、95年に開館しました。妻の実家があった縁と「日本のへそ」からシャンソンの魅力を発信したいと渋川を選びました。
芦野氏の次男で日本シャンソン協会代表理事の羽鳥功二館長は「シャンソンはロック、ポップスなどを含むオールラウンドな音楽。誰にでも自分の気持ちや波長にぴったり合う曲が見つかるはず」と話します。
ピアフなどの個人ミュージアムはあっても、シャンソンというジャンルをテーマにしたものは世界で唯一。7月には20周年記念の祭典を開き、「シャンソンの聖地」を盛り上げます。
<プロフィル>
ねぎし・まいこ 群馬テレビ出身。「産経抄」朗読など担当。東京都美術館アート・コミュニケータ。
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