足→靴→足の悪循環
「足の臭いには汗から出るアンモニア臭と疲労臭とがある。足には汗腺が密集している。汗をかきやすいうえ、角質など細菌の餌になる物が多い。雑菌が繁殖しやすい条件が整っている」
こう指摘するのは、東京都新宿区と大阪市西区で汗の外科治療などを専門に行う「五味クリニック」の五味常明院長だ。
五味院長によると、足の裏は、1日にコップ約1杯分の汗をかく。皮膚に常在する菌が汗を分解すると、臭いの発生源になる。
また、足の角質は新陳代謝や摩擦などによって表皮細胞が剥がれ落ち、大量のあかとなるが、これが菌の栄養分となって増殖の原因となる。