冬のおしゃれの定番といえばブーツだが、脱いだときの臭いは女性にとって悩みの種だ。ブーツとストッキングを履いた女性の足は、革靴と靴下の男性に比べ、5・8倍も臭くなりやすいという調査結果もある。臭いを防ぐ対策などについて専門家に聞いた。(兼松康)
雑菌は朝の23倍
「ブーツを脱いだ後の足の臭いが気になって、とても行くとはいえなかった」
都内に住む30代の女性会社員は、昨年末に急に誘われた居酒屋での忘年会を断った経緯をこう振り返る。
足の臭いは女性にとって大きな悩み。制汗剤や足の臭いをケアするクリームなどのブランド「デオナチュレ」を発売するシービック(東京都港区)が昨年実施した調査によると、20~30代の女性の9割が自身の足を臭いと感じている。
また、臭いの元となる菌の増殖に関する同社の調査では、革靴と靴下を履いた男性の夕方の菌数が朝の4倍だったのに対し、ブーツとストッキングを履いた女性は23倍に増殖。同社は「夕方には女性の方が男性よりも5・8倍臭くなりやすい」とする。