身近な自然は人に安らぎを与え、歴史は街の品位を表し、文教地区は子どもの教育に適しています。また交通・アクセスの良さは、毎日の暮らしにおける基本インフラとして重要です。これらの、いわば従来からあった文化的な街としての魅力に加え、最近注目されるのが郊外におけるショッピング機能の充実です。
◎郊外の魅力づくりに大きく貢献 大型モールが「主婦が幸せに暮らせる街」の必要条件に
従来、買い物と言えば、家庭の主婦が毎日近所のスーパーにひとりで行き、日々の買い物をするのが一般的で、「日本では、週末に大量にまとめ買いするようなショッピングスタイルは定着しない」と考えられていました。
しかし今では、週末に家族で郊外のモールなどに出かけまとめ買いをするのが、ごくあたりまえの風景として根付いています。女性が社会に進出し、週末のまとめ買いが一般化してきたこともありますが、売り手側がこの変化を上手く捉え、買い物にエンターテインメント性を付加し、買い物を家族のレジャーとして位置づけたことも大きな要因だと思います。