におい対策の基本は汗をかいて汗腺の機能を高めることだ。
具体的には、ウオーキングやジョギングなどの有酸素運動を毎日20分程度行う▽シャワーではなく、湯船に湯をためて入浴▽入浴前に乾布摩擦で汗腺を刺激▽入浴後は汗を拭き取り、暑い日でもクーラーは使わず自然乾燥させる-など。五味院長は「高温手足浴」と「微温浴」を組み合わせた入浴を汗腺トレーニング法として提案する。しっかり汗をかくことで汗腺は約3週間で活発に働くようになる。運動や入浴でストレスが緩和されれば精神性発汗の対策にもなる。
気にしない
食事内容にも気をつける。肉類ばかりだと皮脂や汗の中のアンモニアといった「においの原因」が増えるという。お勧めは海藻やキノコ、緑黄色野菜、魚、乳製品、納豆、果物などを多く食べる和食中心の食生活だ。汗によるにおいだけでなく、加齢臭なども抑えられる。