昔買った服を今風のデザインにすることもできる。喪服は肩幅や肩パッドの厚み、着丈を変えることが可能だ。ロングコートの裾を切って短くしたり、広がった袖を細くしたりすることもできる。入学式などセレモニー用の服のデザインを変える人もいる。「独身時代に買った良いスーツをお直しする主婦の方も多いです」(横葉さん)
穴や傷、破れも直すことができる。股ずれでパンツに穴が開いた場合は、掛けはぎ、裏から布を当てるミシン刺しができる。
修理やリフォームは1週間程度かかり、ビック・ママの主なメニュー料金は別表の通り。横葉さんは「思い入れのある服は捨てるのはもったいない。一度相談してほしい」と話す。
良いものを長く大切に着たい、という動きは広がっている。アパレルメーカーのオンワード樫山(東京都中央区)が展開する、スーツのオーダーとメンテナンスができる「セビロ&コー」。メンテナンスのための来店が計画を上回っているという。ショップ内の工房には職人が常駐し、じっくり話をしながら仕立て直しができる。