大手百貨店の催事売り場などで米人気ブランド「CHAN LUU(チャンルー)」の偽物の疑いのある商品が販売されていたことが22日、分かった。販売した可能性のある百貨店は購入客への連絡や返金対応を始めた。
偽物の疑いのある商品は手首に巻き付ける形のブレスレットで、西武池袋本店、京王百貨店新宿店、松坂屋名古屋店、大丸梅田店、伊勢丹の松戸、浦和、相模原、府中の各店で販売された可能性があるという。いずれの店舗も共通するアクセサリー販売会社と取引があったという。昨年12月に偽ブランド品を調べる団体から西武池袋本店に連絡があり、販売中だった商品に偽物の疑いがあることが判明した。
西武池袋本店で107人に117点を販売していたそごう・西武は22日、商品の回収、返金作業を始めた。カード会員の情報から連絡先が判明した83人に連絡を取っており、その他の購入者についても店舗ホームページで呼びかけを行っている。
京王百貨店新宿店は販売した2点について購入者を特定。1点はすでに商品を回収し、顧客に返金した。大丸松坂屋百貨店や三越伊勢丹もホームページ上で謝罪し、商品の購入者に連絡を呼びかけている。