こうした仕事をマッチングさせるサービスは「クラウドソーシング」と呼ばれ、アプリ開発やロゴデザインなど専門性の高い仕事を受注する人もいる。クラウドワークスのPR担当者によると、50歳以上のシニアの登録者が急増。「新しい楽しみができた」など、無理なく働く様子がうかがえるという。4人に1人が65歳以上の超高齢社会を迎え、シニアの時間の使い方は一層、多様化しそうだ。
■悠々自適 6割
シニアライフは悠々自適か、仕事をするか-。ソニー生命が50~79歳男女1000人を対象に昨年9月実施したインターネット調査によると、「悠々自適がいい」に「近い」「どちらかといえば近い」と答えた人が6割を占めた。しかし、「仕事は欠かせない」に「近い」「どちらかといえば近い」と答えた人も約4割おり、仕事を求める人が一定割合いることが分かった。
現在、職業を持っている人518人に限ると、「仕事は欠かせない」に「近い」「どちらかといえば近い」という人は53%を占め、仕事を続けたいと考える人が過半数となった。