短い文章やスタンプと呼ばれるイラストをやり取りしたり、無料通話ができたりするスマートフォン(高機能携帯電話)用アプリ(実行ソフト)「LINE」が、高齢者のコミュニケーション手段としても注目されている。
NTTドコモが高齢者向けの「らくらくスマホ」用により安心して使えるLINEアプリを10月にも提供。インターネット接続事業者のインターリンク(東京都豊島区)は、高齢者向けのLINE講習を9月から全国で展開する。
世界で利用者が2億人を突破したLINEは、通信事業者に依存せず手軽に“会話”できるツールとして若年層を中心に急速に普及した。しかし、高齢者にとってもメールより操作が簡単な点は大きなメリット。メールの送受信のような面倒な操作が不要で、子供や孫とすぐにつながる手軽さが受けている要因のようだ。
ドコモは、LINE(東京都渋谷区)と提携して、本来はアプリをダウンロードできない「らくらくスマホ」向けにも改良版のLINEアプリを提供する。