プログラミング教育に注目が集まる要因の一つは中学校での必修化。平成24年度に完全実施となった新学習指導要領で技術家庭科に取り込まれ、人材育成の観点から内容と学年の拡大も視野に入る。プログラミング言語は複数あり、時代とともに主流言語が入れ替わったが、コンピューターが分かるよう論理的に記述しなければならない点は共通だ。上野朝大社長は「論理的思考を持ちながら自分の発想力を具現化する力が身に付く」と話す。
「面白い」
社会貢献としてプログラミング教育を始めるのがグーグルだ。10月29日に発表した支援プログラム「コンピューターに親しもう」は、6~15歳の子供にコンピューターやプログラミングの基礎を学ぶ機会を提供する。各地で継続できるように子供向けに加え、教員やNPO法人など指導者向け、自治体などと連携した親子向けワークショップイベントの開催を想定。今後1年間で2万5千人の子供への提供を目指す。NPO法人「CANVAS(キャンバス)」(墨田区)は、自治体・企業と共催するなどしてプログラミングのワークショップを行ってきた経験を生かす。