この「TOEIC」と言われる検定試験は、120か国、年間約600万人以上が受験(2010年度)しており、日本でも年間227万人が受験(2011年度)している世界共通テストです。日本では、企業や官公庁、学校など、約3,300団体が採用(2011年度)しています。
また、多くの企業が海外に人材を派遣する際の基準として使用していたり、昇進・昇格の要件として使用していたりするため、「英語力」判定の標準となっているテストです。
そういった背景から、企業の選考においてTOEICで高いスコアを保持していることは、就活において非常に有利と考えられています。大手電機メーカーや素材メーカーの人事担当者から聞いた話に依ると、内定者の多くは就活時点で750程度のスコア(最高点が990)を保持していると言っています。
実際に、武田薬品工業では、応募条件にTOEIC730点を基準として設けています。こういった傾向は企業全般に言えることです。