野生のニホンザルの餌付けで知られる大分市の高崎山自然動物園は、今年初めて生まれた雌の赤ちゃんザルの名前を一般公募し、最も多かった「ピコ」を選んだ。投稿動画が大ヒットした歌手ピコ太郎さんにちなんでおり、園職員は「高崎山でも『ピコ』旋風を起こしてほしい」と願う。
園では2013年から、その年で最初に生まれた赤ちゃんザルの名前を公募し決めている。今年は3649票の応募があり、「ピコ」は最多の148票だった。米大統領の「トランプ」(123票)や、フィギュアスケート選手で現役を退いた浅田真央さんにちなんだ「マオ」(65票)も多くの票を集めた。
ピコは今月に生まれ、体重約500グラムとほかの赤ちゃんザルより小さめ。「目がぱっちりしてきれいな顔をしている」と職員の期待を集め、来園した児童から「かわいい」と声が上がるなど早くも人気が集まっている。