イタリア中部でM6.2 建物損壊、2人死亡 住民下敷きと地元当局

 米地質調査所(USGS)によると、イタリア中部ノルチャ付近で24日午前3時36分(日本時間同日午前10時36分)ごろ、マグニチュード(M)6・2の地震があった。首都ローマでも揺れを感じた。ANSA通信は地震で2人が死亡したと報じた。

 中部ラツィオ州アマトリーチェの行政当局者は、国営イタリア放送協会(RAI)の電話取材に対し、損壊した建物の下敷きになっている住民がいるほか、周辺の道路にも被害があり、孤立状態だと語った。

 RAIによると、首都ローマもあるラツィオ州のほか、ウンブリア州、マルケ州など広い範囲で揺れがあり、建物倒壊などの被害が出ている。住宅から近くの広場に避難した住民もいるという。

 余震も複数回あった。(共同)