検索結果、タイトルも削除対象 東京地裁、ヤフーの異議退ける

 プライバシー権の侵害を理由に、インターネット検索大手「ヤフー」側に検索結果の削除を命じた東京地裁の仮処分決定をめぐり、東京地裁(崇島誠二裁判官)が、ヒットしたサイトの「タイトル」や「アドレス」を含め全内容を削除すべきだと明示した上で、ヤフー側の異議申し立てを退けたことが20日、分かった。

 仮処分は、自分の名前を入力すると犯罪行為を連想させるページが表示されるとする男性が、検索結果47件の削除を求めて申し立てていた。地裁の別の裁判官は昨年12月、プライバシー権の侵害を認め11件の削除を命じる決定を出したが、11件のうちの削除範囲には触れていなかった。