国土交通省は15日、14日夜に脱線した九州新幹線は全車両で脱線していたことを明らかにした。列車は6両編成で1車両に8つの車輪が付いており、全48車輪が線路から外れた。新幹線の全車輪が脱線したのは初めてという。運輸安全委員会は15日、鉄道事故調査官3人を現地に派遣した。
熊本駅から回送列車として発車直後約1分後に地震に遭遇。運転士が非常ブレーキをかけた。現場は熊本市内で、熊本駅から南に1・5キロの地点だった。
新幹線の脱線としては4件目で、これまでに東日本大震災、中越地震など3件がある。九州新幹線では初めての脱線。