日本相撲協会、北の湖理事長死去 「憎らしいくらい」と形容される強さ誇る

2015.11.20 20:38

1974年8月ごろの北の湖

1974年8月ごろの北の湖【拡大】

  • 北の湖がすくい投げで若乃花を下し優勝、春日野理事長から賜杯を受ける=昭和53年7月16日、名古屋
  • 北の湖理事長=5月9日、両国国技館(撮影・今井正人)
  • 引退会見する横綱・北の湖。左は三保ケ関親方=昭和60年1月15日、両国国技館

 第55代横綱で日本相撲協会の北の湖理事長=本名・小畑敏満=が20日、福岡市内で死去した。62歳だった。

 北海道壮瞥町出身。昭和42年初場所で、中学1年生の13歳で初土俵を踏み、史上最年少の21歳2カ月で横綱に昇進した。優勝24回は歴代5位。左四つの型と、ふてぶてしい土俵態度から、「憎らしいくらい」と形容が付くほどの強さを誇り、横綱輪島と「輪湖時代」を築いた。

 引退後は一代年寄を認められ、北の湖部屋を創設。平成14年日本相撲協会理事長に就任。弟子の不祥事で辞任したが、24年に再び理事長に復帰。日本相撲協会の公益法人化に尽力した。

 腎臓に尿がたまる「両側水腎症」のため、7月の名古屋場所を途中休場。19日夜に貧血を訴え、20日朝に福岡市内の病院に救急搬送されていた。

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