54年に編集プロダクションを設立し、多くの雑誌や書籍を手掛けた。平成5年から6年間、料理人同士が対決した番組「料理の鉄人」に審査員としてレギュラー出演。的確な批評とキャッチフレーズの「料理記者歴40年」、試食時の決めぜりふ「おいしゅうございます」で人気者に。食べ歩きの経験を生かした著書「東京五つ星の手みやげ」を16年に刊行、30万部を超すベストセラーとなる。
姉は料理研究家の尚道子。父は垂下(すいか)式のカキ養殖法を考案し“世界のカキ王”と呼ばれた宮城新昌(みやぎ・しんしょう)。恩師と父の教えである「食は生命」を信条とした。