2014.6.25 10:49
日本のグループリーグ敗退が決まった25日早朝、東京・渋谷のスクランブル交差点では、敗戦のショックを隠しきれない様子のサポーターらが重い足取りで帰路についた。一部のサポーターが「ニッポンコール」をするなどしたが、すぐに声は立ち消え、お祭り騒ぎやハイタッチは起きなかった。
「期待はずれの結果で、残念という言葉しか出ない」。この日、友人らとスポーツバーで観戦していた東京都練馬区の大学2年、板倉友久さん(19)は、「選手たちはよく頑張ったと思うが、ワールドカップは甘くないとよく分かった。4年後はまず決勝トーナメントを目指してほしい」と重い足取りで大学へ向かった。
この日、警視庁はギリシャ戦が行われた20日に続いて交差点の斜め横断を禁止。横断歩道前にバリケードを設置したほか、機動隊員らを配置して交通整備にあたった。大半のサポーターが隊員らの誘導に素直に従い、午前8時過ぎに規制は解除された。