【STAP最終報告】捏造と認定 小保方氏、疑惑まみれの2カ月 擁護論も徐々に薄れ (2/2ページ)

2014.4.1 12:13

調査委員会の会見で出された資料には「小保方氏がねつ造に当たる研究不正行為を行ったと判断した」と赤字で記されていた=1日午前10時47分、神戸市中央区の理化学研究所神戸研究所発生・再生科学総合研究センター(頼光和弘撮影)

調査委員会の会見で出された資料には「小保方氏がねつ造に当たる研究不正行為を行ったと判断した」と赤字で記されていた=1日午前10時47分、神戸市中央区の理化学研究所神戸研究所発生・再生科学総合研究センター(頼光和弘撮影)【拡大】

  • 会見の席に着き、一礼する石井俊輔・研究論文の疑義に関する調査委員会委員長(左)=1日、東京都墨田区(大里直也撮影)
  • 会見直前に報道陣に配られた資料には「小保方氏2つの点について研究不正行為があった。」と書いてあった=1日、東京都墨田区(大里直也撮影)

 博士論文を巡っても疑惑が噴出した。冒頭の約20ページが米国立衛生研究所(NIH)のサイト内の文章とほぼ同じだったり、実験結果を示す画像がバイオ系企業のホームページの画像に酷似したりするなどの疑問点が判明。早稲田大は3月28日、調査委員会の設置を発表、学位剥奪の可能性も出てきた。

 小保方氏は平成20年から23年まで、早稲田大の博士課程に在籍しながら米ハーバード大に留学。その後、理研で2年間の客員研究員を経て、25年3月に29歳という異例の若さで研究ユニットリーダーに迎えられた。

 リーダー就任時の理研の広報誌で、信条について「感謝を忘れない」と記していた小保方氏。しかし、明るみに出た不正や捏造は共著者と科学を裏切る重大な行為だった。

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