理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダーらが発表した新型万能細胞「STAP細胞」論文に関する問題について、茂木敏充経済産業相は18日の閣議後会見で「率直に言って残念だ」と感想を述べた。
茂木氏は「論文の問題点については専門家の調査結果を待ちたいが、万能細胞を含め再生医療の研究開発はこれからもしっかりと進めていくことが必要だ」と強調した。政府は昨年6月に閣議決定した成長戦略「日本再興戦略」で、再生医療研究を加速させる規制・制度改革などを打ち出している。
また、女性活用の重要性について触れ、「これまでにない大胆な発想や多様性を取り込んで日本経済の体質を変えるためには、“リケジョ”も含めて女性が能力を発揮できる社会の実現が必要だと考えている」との考えを示した。