佐村河内守さんの代理人を務める弁護士事務所は12日未明、佐村河内さんの謝罪文とともに、これまでの経緯を説明する文書を報道各社にファクスで送付した。
それによると、代理人が佐村河内さんと初めて会ったのは今月4日午後で「それ以前は面識もなく、私たちは、彼の名前も承知しておりませんでした」としている。
佐村河内さんから「新垣隆氏に楽曲の依頼をしながら、自身が作曲しているように振る舞っていたこと」を謝罪したい旨の依頼があり、「週刊文春の記事が翌日に出回る前に、記者発表を行ってほしい」ことと、「レコード会社などへの被害、直前に迫ったフィギュアの高橋大輔選手への演技に悪影響がおよぶことを防いでほしい」との要望があったという。
代理人側は当初、週刊文春の記事を確認したうえで本人の謝罪文を公表する予定だったが、聴力の問題や音楽的な経歴詐称の問題など「把握していなかった疑問点が次々と指摘されるようになった」ため、事実確認に時間がかかったと説明している。