東京工業大学がNEC、米エヌビディアなどと共同開発したスーパーコンピューター「TSUBAME-KFC」が世界最高の省電力スパコンに認定された。省電力スパコンの世界ランキング「グリーン500」、省電力スパコンによるビッグデータ処理部門の「グリーングラフ500」でともに1位を獲得した。
25日、同大学で会見した大谷清理事・副学長は「スパコンの継続的な開発成果が国際的な評価につながった。企業も使えるので、新製品の開発などに役立ててほしい」と語った。同機は今年10月に稼働を始め、空冷に加え、装置を油性の冷却液に浸して冷やす工夫を施した。