NTTドコモは22日、神奈川県横須賀市の研究施設で、太陽光発電を活用した省電力型の「グリーン基地局」を公開した。4月から東京、神奈川、山梨で試験運用を開始し、9月までに関東甲信越地域の10カ所で実用化する方針だ。
グリーン基地局は、東日本大震災に伴う電力不足を受け、2011年5月に考案。日中はソーラーパネルによる太陽光発電で消費電力を賄い、余剰電力はニッケル水素電池とリチウムイオン電池に備蓄、夜間や雨天時に備える。ソーラーパネルは基地局の最大消費電力(2キロワット)を大きく上回る4.19キロワットの発電が可能で、太陽光単独で電力を賄える。蓄電池は従来の鉛蓄電池の2倍以上の容量を持ち、電力供給なしで14~16時間程度、基地局を動かせるという。
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