五輪柔道、60キロ級の高藤直寿が銅メダル サファロフに優勢勝ち
リオデジャネイロ五輪は大会第2日の6日、カリオカアリーナで柔道男子60キロ級3位決定戦を行い、高藤直寿(パーク24)はオルカン・サファロフ(アゼルバイジャン)に優勢勝ちし、銅メダルを獲得した。
試合序盤から積極的に技を仕掛けた高藤に対し、消極的なサファロフに続けて指導が出された。終盤、高藤はサファロフの捨て身の攻撃も交わし、逃げ切った。(五輪速報班)
「4年後必ず戻って金にしたい」
リオデジャネイロ五輪柔道男子60キロ級で6日、銅メダルに終わった高藤直寿(パーク24)は泣きながら、「4年後必ず戻って金にしたい」と話した。一問一答は以下の通り。
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--どういう気持ちで3位決定戦の畳にあがったのか?
「もう失うものなんて何もないんで、とりあえず僕よりも周りの人たちのことを思って、メダルを持って帰ろうと思ってやりました」
--戦い終えてどんな思いか?
「最後、負けてから、いつもの自分だったらそのまま気持ちが折れてしまったかもしれないですけど、周りの人たちの応援があったからこそ銅メダルが取れたと思うので、感謝の気持ちでいっぱいです」
--準々決勝で負けてからどう気持ちを立て直したのか?
「井上監督にメダルを絶対取れと。自分自身、ここでメダルを取るのと取らないとで、明日の海老沼先輩に影響が出ると思ったので、必ずメダルは取ろうと思いました」
--その銅メダルを取って今はどんな思いか?
「そうですね。支えてくださった人たちに申し訳ない気持ちでいっぱいですけど、何とかメダルを持って帰れるんで、これが今の自分の強さだと思って、胸を張って帰りたいと思います」
--この銅メダルはどういう意味を持つのか?
「まだまだもっと強くならないといけないという、それしか思わないですけど。また4年後必ず戻ってきて金にしたいと思います」
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