中国国際航空機、管制指示従わず羽田着陸

 

 羽田空港に向かっていた北京発中国国際航空181便エアバスA330が9日、管制官から着陸をやり直すよう指示されたのに、そのまま着陸していたことが11日、国土交通省への取材で分かった。

 同機は無事着陸し、乗客乗員にけがなどはなかった。国交省は当時の詳しい状況について同社側に問い合わせている。

 国交省によると、9日午後1時15分ごろ、管制官が181便にいったん着陸許可を出したが、その後、先行の航空機が滑走路に残っている可能性があったため、やり直しを指示した。

 181便のパイロットが指示内容を確認してきたため再度、やり直すよう伝えたが、パイロットはそのまま着陸した。先行機は既に滑走路から出ていたという。

 国交省は、パイロットが指示をよく聞き取れなかった可能性についても調べている。