M&A加速でグループ急成長 ライザップが見せる「他に類を見ないマーケティング力」 (1/4ページ)

他に類を見ないマーケティング力とは

 「結果にコミットする」というインパクトのあるフレーズと、それを分かりやすく表現したCMで一躍注目を浴びた、完全個室のプライベートジム「RIZAP」。その運営会社の親会社であるRIZAPグループ(旧健康コーポレーションから2016年7月に商号変更)は、RIZAP事業だけでなく、積極的なM&Aを通じてグループ全体を急成長させ存在感を増しています。

 RIZAPグループは、RIZAPだけが注目されがちですが、子会社44社(買収が発表された株式会社ぱど含む)より構成されています。「自己投資産業 No.1」をグループビジョンとして掲げ、美容・健康関連事業、アパレル関連事業、住関連ライフスタイル事業、エンターテイメント事業を展開しています。多くの連結子会社がM&Aにて買収した企業で、内、上場企業は、イデアインターナショナル(東証ジャスダック)、SDエンターテイメント(東証ジャスダック)、夢展望(東証マザーズ)、パスポート(東証ジャスダック)、マルコ(東証2部)、平成29年2月20日にグループ入りするジーンズメイト(東証1部)と合計6社になります。

 2017年2月13日には、フリーペーパー媒体発行部No.1の株式会社ぱどの子会社化を発表しました。ぱどを子会社化した目的を見ていくと、RIZAPグループの強みがどこにあるのかみえてきます。株式会社ぱどとの戦略的事業資本提携方針のお知らせの中で、以下のように説明しています。

ライザップが見せる「他に類を見ないマーケティング力」