人工知能(AI)を使ってお薦めの日本酒を提案するサービスが伊勢丹新宿本店(東京都新宿区)で24日に始まった。29日まで。
ITベンチャーのカラフル・ボード(東京都渋谷区)が開発したAIアプリ「SENSY(センシー)」を活用。まず来店客が3種類の日本酒を試飲し、それぞれの日本酒に対して甘味や酸味、うま味など6項目を5段階で評価する。これにより来店客の好みの味をセンシーが学習し、試飲開始から5分ほどで用意された30種類の日本酒から、その人の味覚にあわせた最適の1本を選んでくれる。
ゲストとして登場した日本酒好きのモデル、梨衣名(りいな)さんは、福島県の地酒を薦められると、「すごい、これだ」と満足そうな表情を見せた。同店食品・レストラン営業部の中本光昭マネージャーは「味覚には個人差が大きいが、この仕組みを使えば、よりお客さまのご希望に近い商品を提案できる。接客ツールの1つとして大きな可能性を感じる」と話した。