三菱UFJ信託銀行は29日、米国の資産管理会社、ライデックス・ファンド・サービシズを年内にも買収すると発表した。買収額は約200億円。三菱UFJ信託が管理する投資ファンドの資産残高は約39兆円になり、総合的な資産管理を手掛ける金融機関の中で世界6位となる。
資産管理会社は投資ファンドなどに対して、運用する資産価値の算出や、投資家向けの報告書作成といったサービスを提供。世界的な金融規制強化の流れを受け、投資ファンドは出資者への情報提供を充実させており、資産管理業務も拡大すると判断した。米国の投資信託市場は18兆ドル(約1880兆円)と世界の過半を占めており、今後も伸びが期待できるという。
三菱UFJ信託は米大手運用会社のグッゲンハイム・パートナーズからライデックスの全株式を取得する。