三菱自と日産、大幅値引き対応か 「軽」受注再開も険しい道のり (2/2ページ)

2016.7.2 07:02

販売を再開した軽自動車が並んだ三菱自動車の販売店=1日午前、東京都目黒区
販売を再開した軽自動車が並んだ三菱自動車の販売店=1日午前、東京都目黒区【拡大】

  • 三菱自動車の「eKワゴン」(左)と日産自動車の「DAYZ(デイズ)」

 受注再開で販売店は巻き返しを期すが、イメージが悪化し、燃費値も悪化したモデルの販売回復の道のりは遠い。販社幹部は「値引きなどで対応せざるを得ないだろう」と打ち明ける。

 また、水島製作所は停止していた軽生産を週明けに始める。設備を点検しながら順次生産ペースを上げ、20日から本格稼働する。当面は1日約250台を生産する計画だ。三菱自では、燃費不正問題の発覚後、2カ月以上にわたって水島製作所で軽自動車生産が停止。従業員の自宅待機や2次下請け会社の経営破綻など影響が広がっていた。

 三菱自の益子修会長は1日、水島製作所がある岡山県倉敷市の伊東香織市長と会談した。益子会長は「今回の問題でご迷惑をおかけしました」と謝罪し、「信頼を取り戻して地域経済に貢献したい」と述べた。

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