富士重工業は28日、2017年4月1日に社名を「SUBARU」に変更すると正式決定した。東京都内で開いた定時株主総会で商号の変更が承認された。総会では吉永泰之社長が社名変更について「今後、グローバルなブランドとして発展していくために決断した」と説明した。同社は1917年に創設された飛行機研究所(後の中島飛行機)を源流としており、53年に富士重工業として設立された。58年に「テントウムシ」の愛称で親しまれた軽自動車「スバル360」を発売して以来、スバルブランドで展開した自動車を中心に事業を発展させてきた。