創業者一族の経営権争いが続くロッテホールディングス(HD)創業者の重光武雄名誉会長(93)の長男で前副会長の重光宏之氏(62)は28日、宏之氏が代表を務める「ロッテの経営正常化を求める会」に賛同する団体「ロッテの経営正常化を求めるOB有志の会」が発足したと発表した。
OB有志の会は、ロッテグループの元役員ら5人が発起人となり約200人で同日発足した。武雄氏の次男でHD副会長の昭夫氏(61)ら現経営陣の退任と武雄氏、宏之氏の経営復帰を求めるとしている。
宏之氏は6月の定時株主総会に向け、OBの支持も得て、現経営陣の支持に回っっている従業員持株会への働きかけを強める考えだ。