韓国ロッテグループは31日、東京・銀座5丁目に、たばこ税や関税なども免除される空港型免税店「ロッテ免税店銀座」をオープンした。増加する訪日客の買い物需要の取り込みを図る。今年1月には南東に数百メートルしか離れていない三越銀座店にも空港型免税店がオープンしており、訪日客の争奪戦は激しさを増しそうだ。
開業式典では、ロッテ免税店の張(じゃん)善郁(そんうく)代表理事が「アジア市場開拓に重要な店舗となる」とあいさつ。創業家のお家騒動の当事者の1人である韓国ロッテグループの重光昭夫会長も姿を見せた。
「ロッテ免税店銀座」は、同日開館した東急プラザ銀座の8-9階に、約4400平方メートルの売り場で高級ブランドの化粧品や酒類などを展開。初年度は150億円の売り上げを目指す。