三菱自、91年から法令を無視 燃費不正 国交省が全車種の確認指示 (1/2ページ)

2016.4.27 06:30

燃費データ不正問題で会見する三菱自動車の相川哲郎社長(左)ら=26日、東京都千代田区の国土交通省
燃費データ不正問題で会見する三菱自動車の相川哲郎社長(左)ら=26日、東京都千代田区の国土交通省【拡大】

 三菱自動車は26日、燃費データ不正問題についての調査内容を国土交通省に報告し、1991年から約25年間にわたり、法令と異なる不正な試験方法で燃費データを計測していたと発表した。2013年に生産を始めた軽自動車4車種では、他社との競争で燃費目標を5回にわたり引き上げていたほか、目標に合わせる形でデータを机上で算出したケースもあった。相川哲郎社長は「会社の存続に関わる大きな事案だ」と述べた。国交省は三菱自動車に全車種について改竄(かいざん)の有無を確認するよう求めた。

 2000年に発覚したリコール(回収・無償修理)問題の前後に長期にわたって不正を繰り返していた。コンプライアンス(法令順守)不在の企業体質が露呈した形で、消費者の信頼失墜は免れられそうにない。

 同社は実態解明に向け、弁護士3人による特別調査委員会を設置した。

 国交省で記者会見した相川社長は「自浄作用がなかった。原因究明と再発防止策をつくることが最大の使命だ」と述べ、当面は辞任しない方針を示した。

「目標にプレッシャーを感じて(改竄に)走った」可能性を指摘

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