世界有数の自動車展示会、北京国際モーターショーが25日、開幕した。日本メーカーも世界初公開の新型車や、最新の環境対応車を展示。世界最大の自動車市場である中国で攻勢を強める。
中国は景気減速が続く中でも、新車市場は政府の減税政策などの後押しもあり、堅調に拡大している。ただ欧米や韓国など世界中のメーカーがひしめき合い、競争環境は激化している。
ショーの一般公開は29日から5月4日まで。
ホンダは中国市場向けに開発した新型スポーツ用多目的車(SUV)を初披露。中国で初めて現地生産するハイブリッド車(HV)も展示ブースに並んだ。マツダは新型SUV「CX-4」を世界で初めて公開した。
日産自動車は小型車「ティーダ」の新型車を公開。最新の安全技術などを搭載しており、現地合弁企業、東風日産の周先鵬副社長は「消費者に未来を感じさせる車だ」と胸を張った。(北京 共同)