【ビジネスのつぼ】ローソン 「裏方が主役」“刺激的発想”で人気 (1/4ページ)

2016.2.22 05:00

「わさびいなり」と「手巻寿司わさびシーチキンマヨネーズ」を持つ開発担当者の原田緑さん=東京都品川区のローソン

「わさびいなり」と「手巻寿司わさびシーチキンマヨネーズ」を持つ開発担当者の原田緑さん=東京都品川区のローソン【拡大】

  • 「わさびいなり」と「手巻寿司わさびシーチキンマヨネーズ」
  • 青森県立三本木農業高校の学生が考案したパン「三農MO-MO(モーモー)パン」(ローソン提供)

 □ローソン「手巻寿司わさびシーチキンマヨネーズ」「わさびいなり」

 大手コンビニエンスストアのローソンが発売した静岡県産のわさびを具材に使った「手巻寿司わさびシーチキンマヨネーズ」(140円、税込み)と「わさびいなり」(同)が話題になっている。すし店でも使われる良質な天然わさびが持つ豊かな香りとツーンとした辛みが受け、辛いものが好きな消費者を中心に幅広い年齢層から人気を集めている。29日までの期間限定商品だが、両商品合計で55万食の強気の販売計画を立てており、定番商品への格上げも期待される。

 ◆「ふるさと割」商品

 「静岡県の名産品を使い、2月上旬から発売できる新商品を作ってほしい」。ローソンでおにぎりやいなり寿司などの商品開発を担当する商品本部関東商品部マーチャンダイザーの原田緑さんにこんな依頼が持ち帰られたのは昨年11月末のことだった。通常、おにぎりやいなり寿司などの新商品の企画から製品化までの期間は約6カ月。今回、与えられた時間は通常の半分以下で、原田さんは「こんな短期間で新商品を作ることは無理だ」と心の中でつぶやいた。

 開発期間が短くなったのは理由があった。新商品は静岡県が推進する「ふるさと割」の対象商品だからだ。ふるさと割は名産品の地域外消費喚起を目的に国の交付金を活用して通常価格の3割引で販売する制度。対象商品の販売期日が2月末という静岡県との契約があり、遅くても2月上旬には商品を発売しなければならなかった。

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