【日本発!起業家の挑戦】サラリーマンからフリーランサーへ 変わる働き方 (2/5ページ)

2016.2.16 05:00

クラウドワークスの吉田浩一郎社長

クラウドワークスの吉田浩一郎社長【拡大】

 --経済の面から言えばクラウドソーシングはとても重要ですが、フリーランサーという働き方には危うさもあります。会社の社員でもなければ長期契約を結ぶ顧客もいない状況では、フリーランサーはどこにも帰属しないため、孤独に感じるのでは

 「日本では、これまで、自分の所属する会社がコミュニティーでした。米国には、職場や教会、趣味サークル、親戚などさまざまなコミュニティーがありますが、日本では職場が全てだったんです。最近、それが変わり始めています。転職もするし、不況になれば勤めている会社がなくなる可能性があると気付いたのでしょう。クラウドワークスでは、フリーランサーが帰属意識を感じられるようなネットコミュニティー作りに努めています。どこで仕事をしていても、コミュニティーの一部であると感じられるような基盤です」

 --登録するフリーランサーには、大都市圏外や地方に住んでいる人もいますか

 「フリーランサーの多くが大都市圏外で働いています。15年に宮崎県日南市と共同プロジェクトを立ち上げ、毎月最低20万円稼げるフリーランサーを育成し、地方でのクラウドソーシング活用のモデルケースとしました。良い収入が得られて、時間も自由に使える仕事があるなら、地方や田舎に住みたいと考える人はたくさんいると思います」

 --クラウドワークスで働くフリーランサーの職種は

 「おもにエンジニアやデザイナー、ライターですが、依頼できる仕事は多岐にわたり、現在188種類あります。過半数が女性で、退職した方もたくさん活躍しています。日本人は長い寿命の割に早く退職するので、短時間であっても働き続けたいという人は多いです」

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