マイナス金利の余波 銀行・企業・家計…プラス効果実感には時間も (1/3ページ)

2016.2.10 06:00

 日銀が16日に「マイナス金利」政策を導入するのを前に、長期金利の指標となる新発10年国債利回りが9日に0%を割り込んだ。史上初の事態だけに、いたずらに国内の不安を膨らませかねない。マイナス金利政策は欧州で先行するが、家計、企業、金融機関にどんな影響があるのか-。       ◇

 長期金利の急低下を受け、まずは銀行が預貯金の金利引き下げに動いた。みずほ銀行は9日、2営業日連続で定期預金の金利を見直し、預ける金額や期間に関係なく、一律で年0・025%にした。他の銀行やゆうちょ銀行もほぼ同水準に引き下げた。

 マイナス金利政策を日本に先駆けて導入した欧州では、法人や富裕層の口座を中心にマイナス金利を適用し、手数料を取る動きが出始めている。スイスのオルタナティブ・バンク・スイスは1月、個人が保有するすべての当座預金で年0・125%のマイナス金利適用に踏み切った。

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