エキスポシティのサバイバル競争 稼げぬ店には容赦なき“撤退勧告” (4/5ページ)

2015.12.30 17:08

エキスポシティの外観。中央奥がららぽーとエキスポシティ

エキスポシティの外観。中央奥がららぽーとエキスポシティ【拡大】

  • ららぽーとエキスポシティ。競合するJTB、阪急交通社が隣合ったテナント配置となっている
  • ららぽーとエキスポシティ。競合するJTB、阪急交通社が隣合ったテナント配置となっている
  • ユニクロの店舗(右)
  • ららぽーとエキスポシティ、内部の吹き抜け空間

 エキスポシティでもファストファッションのユニクロとZARA、旅行会社ではJTBと阪急交通社が隣合う。阪急交通社は、旅行説明会で顧客を呼び込む販路を得意とし、直営店舗の出店は少ない。業界最大手のJTBと店舗で直接対決する形の阪急交通社は「顧客利便性から見ればいいこと。高級志向から格安商品まで幅広く商品をそろえて対応したい」と意気込む。

 事業主側はモール全体の活性化のためには、顧客のテナント企業に対しても厳しい現実を突きつける。売り上げが伸び悩めば、テナントは契約期間中でも撤退することもあるようだ。

 モールには地元商店からの出店希望もある。運営者としても地元経済との共存共栄の観点から積極的な受け入れ姿勢をみせる。ただ、いざ来店者や売り上げが振るわなければ早期撤退を迫られることは少なくない。

「売り上げにこだわらずに運営したい」という入居テナントもある

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