エキスポシティのサバイバル競争 稼げぬ店には容赦なき“撤退勧告” (2/5ページ)

2015.12.30 17:08

エキスポシティの外観。中央奥がららぽーとエキスポシティ

エキスポシティの外観。中央奥がららぽーとエキスポシティ【拡大】

  • ららぽーとエキスポシティ。競合するJTB、阪急交通社が隣合ったテナント配置となっている
  • ららぽーとエキスポシティ。競合するJTB、阪急交通社が隣合ったテナント配置となっている
  • ユニクロの店舗(右)
  • ららぽーとエキスポシティ、内部の吹き抜け空間

 モールでは、事業主と入居テナントが6年契約を結んでおり、この期間が当面のサバイバルレースの対象となる。

 実際、今年開業6年のリニューアル時期を迎えたららぽーと2施設では、入居テナントを大幅に入れ替えている。新規出店と改装は「ららぽーと磐田(静岡県磐田市)」で出店数全体の約27%に相当する49店舗。「ららぽーと新三郷(埼玉県三郷市)」でも約37%に当たる66店舗が刷新されている。

 このほか大規模リニューアルに取り組む「ららぽーとTOKYO-BAY」は今年、フードコートを中心に約90店舗と出店数全体の約20%が新規出店・改装となった。25~26年の新規出店・改装も約150店に上っており、2年間で約半数のテナントに何らかの形で手が入った格好だ。

 多くの店舗が同じ場所で営業すれば、優勝劣敗がはっきり現れるのがビジネスの世界だ。これらリニューアルされた店舗数には契約満了を待たずに撤退するテナントは含まれていない。モール業界では1年間で1割程度が「撤退・入れ替わり」があるといわれ、常に厳しい生き残り競争にさらされているのだ。

特に、ららぽーとで特徴的なのが複数の競合テナントが立地する場合の店舗配置だ

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