NTTドコモと日本生命保険が業務提携し、全国約2400店のドコモショップで、来夏にも日生の生保商品を販売することが20日、分かった。携帯電話と保険商品を一括で契約した顧客に携帯料金を割り引くセット割引のほか、ドコモの健康管理サービスとの連携も検討する。21日にも発表する。
携帯電話大手と保険業との提携は、KDDIがインターネット専業のライフネット生命保険に約16%出資してネット販売するほか、ソフトバンクを含む3社がネット経由で損害保険を取り扱っている。ドコモは保険代理店となり、携帯販売店網を生かして新たな収益事業に育てたい考えだ。
日生がドコモの店舗スタッフ教育を請け負い、スタッフの資格取得に応じて順次取扱店を拡大する。
日生は生保各社の商品を扱う乗り合い代理店や銀行窓口でも販売を強化。5月には乗り合い代理店中堅のライフサロンを買収したほか、7月には家具販売店のニトリホールディングスと代理店の共同運営で提携している。