それは「Twitterを情報収集のために使っている」ユーザーが多いから。タイムラインに流れるものだけでなく、蓄積されたツイートから自分に興味のある情報を探し、読んでいるうちに時間が過ぎていく。ここが「マーケティングメディアとして強力なポジション」にTwitterが位置づけられる理由になる。
「Twitterの上には、ユーザーの本音や息遣いがツイートとなって現れる」。ここから、どういう言葉がどういうタイミングで発せられるかを分析することで、相手が欲しい情報を、欲しいタイミングで提供できるようになる。個々のユーザーが持つフォロワーや、ユーザーの関心などを地域、性別、使っているデバイス、言語といった情報と掛け合わせ、絞り込んだ情報を発信して効果の高いプロモーションも行える。
日々進化し、変化も激しいネットサービスだけに、次にどういったサービスが台頭してくるかは未知数。ただ、現在の勢力図を見る限り、LINEやTwitterの優位性は続きそう。企業ではこうした利点をどう活用するかが重要になる。後塵を拝する形になったサービスや媒体も、ユーザーやクライアントの求めに対応して、独自に開発するなり有力なサービスとの連携を模索するといった対応が必要になってきそうだ。